ソフトBに痛すぎる知らせ スアレス故障か 監督「詳しいことわかれば…」
近日中に帰国で精密検査…靱帯のアクシデントなら今季を棒に振る可能性も
ソフトバンクが不動のセットアッパーを欠く可能性が出てきた。ベネズエラ代表としてWBCに参戦していたロベルト・スアレス投手がアクシデントに襲われた。
WBC1次ラウンドD組に入っていたベネズエラ。12日のメキシコ戦で8回に登板した右腕は、1死を奪った後、日本ハムに所属するレアードに対し、フルカウントとしたところで突如、降板。右肘を痛めた模様でこの日、ベネズエラ代表の登録メンバーから外れた。近日中に日本に戻り、精密検査を受けるという。
この日の巨人戦後、ソフトバンクの工藤公康監督は「日本に戻るという話は聞いているけど、細かいことは聞いていない。詳しいことが分かれば、言えることは増えると思うけど…」とだけ話し、表情を曇らせた。
仮に右肘の靭帯などのアクシデントだとすれば、今季を棒に振る可能性もある。守護神のサファテへと繋ぐ勝利の方程式の一角を担うはずだった右腕。WBC出場組の怪我を最も恐れていた工藤監督にとっては、痛すぎる知らせとなった。
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福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani