川崎宗則がマイナー契約でも米国を選んだ理由、米紙が特集「これが野球」
川崎にとって米国でのプレーが「大切」、名将も評価「素晴らしいチームメイト」
本人は記事の中で「メジャーか3A? 問題ないです。アメリカでプレーすることが僕にとって大切なんです」と語っており、マイナー契約だからと言って落ち込む様子は微塵も感じられない。そんな人柄にマドン監督も「彼はクラブハウスに馴染んているだけでなく、どこにでもフィットすることができる。彼がいかに優れた選手かがわかるだろう。そして、非常に愉快であり、素晴らしいチームメイトであることも」、「だから、彼を昇格させる時はいつだって、私は非常に心地良いんだ。昨シーズン終盤、そしてプレーオフのようにね。みんなが歓迎しているんだ」と称賛しているという。
記事ではここまでのオープン戦の内容を評価しつつ、「最終的に、彼は有望株たちと共に(3Aの)アイオワに戻る」と開幕メジャーが絶望的であることをレポート。それでも本人は「僕にとってはタフです。でも大丈夫」、「これが野球。アメリカの野球なんです。考え過ぎてはいけない。野球ですから」、「ここが好きです。みんな親切だし、楽しい。日本にいた時は、真面目になり過ぎていました。アメリカでは、みんなプレーすることをただ楽しんているんです」と、充実感を漂わせていることを伝えている。
野球への真摯な姿勢や明るいキャラクターには、カブスの地元メディアも好感を抱いている様子。昨季世界一に輝いた強豪で、川崎は再びメジャー昇格をつかめるか。昨季は渡米後、最も少ない14試合の出場にとどまったものの、限られた出番の中で打率.333、出塁率.462をマークした35歳。今季はさらなる飛躍を期待したい。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count