ソフトB和田が見せたプライドとG杉内への思い「若い人には負けたくない」
「まだまだ若い人に負けたくない」― 和田がのぞかせたプライド
ソフトバンクの和田毅投手が、順調な仕上がりぶりを披露した。3月31日のロッテ戦(ヤフオクD)での開幕投手に決まっている左腕は16日の巨人とのオープン戦に先発すると、6回を投げて3安打1失点。9個の三振を奪う貫禄の投球に「前回より感じは良かった。空振りも取れていましたし。順調にきていると思います」と納得の表情だった。
初回、石川と重信を連続三振に取るなど、三者連続三振を奪った3回まで、1人の走者も出さない完璧な内容。「投げ急いだ」という5回は辻、実松、石川に単打を浴びて1点を失ったが、反省点と言えるのは、ここだけ。当初は7回100球がメドだったが、6回86球で降板。「7回くらいまで、と思っていたけど『もういいだろう』と(笑)」。十分過ぎる内容に、マウンドを降りた。
この日は発奮させられる材料もあった。巨人の先発は、かつてのチームメートで、同じ「松坂世代」の杉内俊哉だった。