王者ドミニカ、決勝Rに望み! 2発&前回MVPカノ復調打 ベネズエラ連敗

“死のF組”崖っぷち1敗同士の激突制し2次R初勝利、ポランコ&クルーズ弾

 第4回WBCの2次ラウンド(R)F組は16日(日本時間17日)、ドミニカ共和国がベネズエラと対戦(米ペトコ・パーク)し、3-0で完封勝ち。前回王者が1勝1敗同士の激突を制し、決勝R進出に望みをつないだ。ポランコ&クルーズの一発に前回大会MVPカノのタイムリーが飛び出した。

 王者ドミニカが崖っぷち対決を制し、決勝R進出、そして連覇に望みをつないだ。

 メジャー屈指の打者をズラリとそろえた強力打線の激突は投手戦となった。両軍ともに4回まで無得点。均衡を破ったのは5回に飛び出した一発だ。

 パイレーツで昨季22本塁打を放った8番ポランコが先頭で右中間席へ叩き込み、先制アーチ。幸先良く先取点を奪い、チームに流れをもたらした。

 7回にはポランコの安打を口火に2死一、二塁と攻めると、前回大会MVPの3番カノが右前タイムリー。試合前まで打率.154と不振だったベテランの今大会初打点で、貴重な追加点を奪い、8回には5番クルーズが右翼席へ3号ソロ。主軸が終盤で力を発揮し、リードを3点に広げた。

 9回も無失点で締め、見事の完封リレーとなった。

 前回王者のドミニカは2次R初戦のプエルトリコ戦で1-3で惜敗。前回大会から続く連勝は11で止まり、決勝R進出へ絶対に負けられない戦いとなったが、2次R初勝利を飾り、最終戦で決勝R進出をかけて米国と激突する。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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