侍・菊池の美技、MLBのGG賞名手と並び称賛 今大会「最高の守備」10傑入り

オランダ戦の横っ跳び好捕&グラブトス、米メディア「オランダの安打を奪った

 第4回WBCで開幕6連勝を飾り、無傷で準決勝突破を決めた侍ジャパン。躍進を支えた一人が、菊池涼介内野手(広島)である。球界最高の守備職人は好守を連発し、チームに貢献。特に2次ラウンド初戦のオランダ戦で見せた超人的な美技は、MLBの実況、相手のメジャー選手からも称賛を浴びたが、今大会を通じてのベスト守備にメジャーのゴールドグラブ賞の名手とともに選出された。

「ここまでのWBCで最高の守備」と題し、特集したのは米スポーツ専門サイト「スポーツ・オン・アース」だ。今大会のベスト守備10傑を厳選し、動画付きで掲載。その中でオランダ戦の菊池のプレーが侍ジャパンで唯一、選ばれている。

 菊池はオランダ戦の7回1死一塁の場面で、打者・ボガーツの痛烈なピッチャー返しに反応し、センター前に抜けると思われた打球を二塁ベース後方で横っ跳び好捕。二塁ベースカバーに入った遊撃・坂本にグラブトスして、二塁封殺を奪った。

「キクチが魅せる」と伝えた記事は「打球がマウンドに当たり、跳ねたにも関わらず、日本のリョウスケ・キクチはオランダのヒットを奪った」と紹介。「この27歳は横っ跳びして、信じがたい捕球を見せた。しかし、まだ彼にはやるべきことが残されていた。グラウンドに倒れ込みながらグラブトスし、二塁で封殺した」と記し、抜群の身体能力を生かしたキャッチングだけでなく、捕ってから素早く正確な送球まで一連の守備の動作を絶賛している。

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