カブス名将が侍ジャパンにエール “マドン節”炸裂「その瞬間を楽しむこと」
侍と対戦のマドン監督が日本球界への深い愛情を示す、「彼らの野球の大ファン」
第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で決勝ラウンドまで勝ち進んだ野球日本代表「侍ジャパン」は18日(日本時間19日)、アリゾナ州メサでカブスと練習試合で対戦。日本は菊池のソロ弾で先制するも、4-6で敗れた。WBCで世界一を目指す侍に胸を貸す格好になった、ワールドシリーズ覇者カブスの名将ジョー・マドン監督が、日本の野球に対する深い愛情を示したとMLB公式サイトが報じている。
記事によると、昨季、カブスに108年ぶりのワールドシリーズ制覇をもたらしたマドン監督と日本野球界の邂逅は30年前に遡る。エンゼルスの下部組織で教育リーグに参加している時に、元巨人の選手である須藤豊氏が監督を務めるチームと対戦していたという。
日本球界に愛情溢れる視線を注ぐマドン監督は、記事の中で「私はいつも彼らの野球の大ファンなんだよ。基本がしっかりしている。ピッチャーの能力にはいつも感銘を受けている。常にストライクゾーン低めにボールを集める。キャッチャーもいつも好きなんだ。彼らはタフだ。ボールもうまくブロックするし、送球もいい」と高く評価している。
打撃に関しても、アメリカとの違いに注目。「彼らの打撃は少しばかり異なっている。打撃に関しては、みんなすごく似ている。日本の野球のファンと彼らのプレーのファンなんだ。そして、スドーさんと私はいい友人でもあるんだ」。マドン監督はこのように分析し、この日、球場を訪れていた須藤氏との再会を喜んだという。