侍J、カブス戦黒星に見た収穫 小久保監督「則本と宮西は対応できている」

松井の心掛け「初球からどんどん勝負球を投げていく」

 準決勝で対戦するアメリカ合衆国はパワーヒッターを揃える。この日被弾した松井は「準決勝で当たるチームはいずれもパワーがある印象」と語り、自分の経験を踏まえ「初球からどんどん勝負球を投げていく」と遊ぶ球なしの早めの勝負スタイルを見せる予定だ。

 宮西と則本をそれぞれ7回を8回を零封。宮西はこれで3試合に投げ、2イニングを1四球2安打奪三振無無得点に抑えている。一方の則本は、2試合に出場し、3回2/3を投げて4安打2奪三振2四球で防御率9.82。だが、この日の登板は格下選手相手だとはいえ、3者連続空振り三振のインパクトは大きい。小久保監督は「宮西、則本は特によかった」と大きくうなずく。

 2試合予定されている練習試合では、ピッチャーの指にどれほどボールが馴染んでいるか、乾燥した気候の中でしっかりボールを操れるか、などに主眼を置きながら、調整主体の練習試合を行う予定。まず1試合目のカブス戦では、課題と同時に松井、宮西、則本の適応能力の高さを見分けられた。19日(同20日)のドジャース戦では、カブス戦で投げなかった中継ぎ陣が全員登場予定。ここで各々が持つ能力をしっかりと見極める予定だ。

 決勝ラウンドは「一発勝負」と語る小久保監督。試合の流れを止め、変えて、続ける中継ぎ陣の起用法は、1次ラウンド、2次ラウンドよりさらにその重要度を上げそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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