旋風イスラエル牽引、38歳右腕がWBCの活躍契機にMLB復帰模索「まだやれる」
旋風イスラエル支えたマーキー、2021年第5回大会も「目指すかも」
本戦初出場ながら第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で旋風を巻き起こしたイスラエル。1次ラウンドA組を3戦全勝で1位突破し、2次ラウンドでもE組初戦でキューバを撃破。その後、オランダ、日本と連敗し、惜しくも決勝ラウンド進出を逃したが、その躍進は大きな話題となった。
その中心選手としてチームを牽引したジェイソン・マーキー投手がメジャー復帰を果たす可能性があることを米メディアが報じている。
米メディア「ファンラグ・スポーツ」によると、メジャー通算124勝の右腕はMLBネットワークに対して、WBCで自信を深めた胸中を吐露。「まだやれる、ということを証明できたと思う。まだまだ高いレベルで競い合うことができ、大リーグの打者も打ち取ることができると感じている」と語ったという。
38歳のマーキーは最後にメジャー登板を果たしたのはレッズに所属した2015年で3勝4敗、防御率6.46だった。以降は登板していなかったが、WBCに向けて準備。1次ラウンドの韓国戦で3回2安打無失点と好投し、2-1の勝利に貢献すると、同ラウンドのオランダ戦でも4回1安打無失点と圧巻の投球を披露。チームを4-2の勝利へと導いた。さらに2次ラウンド初戦のキューバ戦では6回途中で4安打1失点。この試合も4-1と勝利しており、マーキーが先発登板した試合は無敗だった。
記事の中で「冬の間、しっかり準備をしてきた。なので、もし球団が話を聞いてくれるのであれば自分を売り込んでいきたい」とコメントしている右腕。「MLBとWBCでは、僕らがプレーした球場や街は、素晴らしい仕事ぶりだったと思う。セキュリティも含めて、全部ね。過去の大会でもプレーできていれば、と思うよ。(次回の2021年大会に向けて)42歳になっても投げられるように、万全の状態を目指すかもしれないね」と話しているという。
38歳のベテランはWBCでの躍進をきっかけにメジャー復帰を果たすのか。動向が注目される。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count