“3冠”の大暴れ 蘭バレンティンのMLB復帰に同僚が太鼓判「彼ならできる」
本人もメジャー復帰への意欲隠さず「セカンドチャンスがあるといつも考えている」
大会を通じて4番として打線を牽引したヤクルトの主砲。その姿を間近で見てきたレンジャーズの有望株プロファーは、記事の中で「彼にとって素晴らしい大会だったね。メジャーでプレーするためにアメリカに戻る機会を得たと願うよ。彼ならできると思う。偉大な打者だ。力だけじゃなく、偉大な打者だよ」と絶賛している。内野にメジャーのスター選手を揃えたオランダの同僚たちも一目を置く働きぶりだった。
バレンティン自身も「メジャーでプレーするセカンドチャンスがあるといつも考えている」と、09年以来のMLB復帰へ意欲を隠さなかったという。ただ、今は母国オランダのために戦ってきたWBCが、前回大会と同じ4強で終わったことに悔しさを滲ませる。記事によると、「この大会のために準備してきた。集中して、勝とうとした。年をとるから4年後にここにいるかは分からないけど、母国のために出来ることを全てやった。4年前にやり残したことを終わらせたかったけど、思ったようにはいかなかった。また集まり直して、戻ってこないと」と話したという。
試合後には、モリーナに肩を抱かれ、ダグアウトへと戻ったバレンティン。その光景からは、メジャーNO1捕手が確かにオランダの主砲の力を認め、健闘称え、そして、敬意を払っていたことがうかがえた。この大会がきっかけとなり、メジャー復帰の道は開けるのか。まずは今季、ヤクルトでどのようなプレーを見せてくれるのか、注目が集まる。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count