原前監督から侍J先発・菅野に“指令”「腕がちぎれてもいいから投げてこい」

出発前の空港で準決勝の先発を聞く「うれしかったです」

 野球世界一を決定する第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で2大会ぶりの優勝を狙う日本代表「侍ジャパン」。21日(日本時間22日)に迎える準決勝アメリカ合衆国戦で先発を任されるのは、日本のエース、菅野智之だ。

 負けたら後がない一発勝負。アリゾナに旅立つ前、空港の待合室で小久保監督から準決勝での先発を伝えられたという右腕は「夢の舞台で、誰もが与えられる役割じゃないと思う。小久保監督がどうして自分に託してくれたのか、しっかり考えて、日本のファンの皆さんの期待を背負って投げたいと思います」と、大一番に向けての決意を語った。

 2次ラウンド第2戦のキューバ戦では、4回を投げて7安打4失点。5回からマウンドに上がった平野から始まる中継ぎ陣が好救援し、日本は勝利を手に入れたが、菅野には悔しさしか残っていない。だからこそ、準決勝のマウンドを任される意味は大きい。

「前回のキューバ戦とか、個人的には不本意なピッチングになってしまった。リベンジできるチャンスを与えてもらったのでうれしかったです」

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