侍・小久保監督のビデオ判定要求にブーイングも…3回までに4度のビデオ判定
客席の米国人ファンからブーイング
第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で2大会ぶりの優勝を目指す野球日本代表「侍ジャパン」は21日(日本時間22日)、ドジャースタジアムでの準決勝で米国と対戦。3回に日本の小久保裕紀監督がビデオ判定を要求し、客席からブーイングが起きる場面があった。
日本はこの回、1死から今大会絶好調の小林が左前打で出塁。続く山田のゴロを遊撃クロフォードが掴みきれず、いったんこぼしてから二塁キンズラーに送球した。
判定はアウト。しかし、キンズラーの足が離れていたようにも見え、小久保監督がベンチから飛び出した。ビデオ判定の要求に客席からは米国人ファンがブーイング。結局、41秒の検証の末に判定通りアウトとなった。
さらに、続く山田の盗塁に対して、今度は米国側がビデオ判定を要求。49秒の検証の結果、判定どおりセーフとなった。
MLBと同じ形で行われる本塁打判定以外でのビデオリプレーは、WBCでは今大会の準決勝から初めて導入。ただ、MLBのチャレンジ制度のように、失敗しても権利が失われることはなく、この試合では3回までに4度のビデオ判定が行われている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count