「満足いかない」108球 DeNAドラ1浜口、ローテ6番手有力も「決め球に課題」
本拠初登板で5回3安打2失点、追い込んでから粘られて108球を要す
DeNAのドラフト1位・浜口遥大投手が22日、オープン戦・楽天戦(横浜)に先発し、プロ入り後初となる本拠地マウンドで5回を投げて3安打4奪三振、4四球の2失点だった。
1回は味方の失策で先頭打者・茂木の出塁を許すが、すぐに自らのけん制で刺した。続く藤田を今度は自身の失策で出塁させたが、盗塁死を奪った女房役の戸柱に救われた。全体的に追い込んでからファウルで粘られることも多く、108球を要した。
0-1の5回1死一、三塁の守備では、捕球後に併殺を狙ったが、二塁への送球がやや高く、併殺崩れの間に1点を失った。逆シングルでキャッチして投げにくい体勢だったことや、打者が俊足の藤田で併殺打が難しいこと、試合中盤での点差を考えれば、スタートを切っていた三走を刺すプレーを選択してもよかったかもしれない。
ルーキーゆえに経験の浅さはこれから積んでいけばいい。走者を背負いながらも大崩れしなかったのは収穫。5回で97球を投げて2失点(自責1)だった14日・日本ハム戦(札幌ドーム)に続く粘投で、後ろに手厚いリリーフ陣が控えていることを考えれば、2試合連続で最低限の役目を果たしたといえそうだ。