史上最多の108万人動員 4大会目で初の100万人超 継続開催の後押しに?
米国―プエルトリコの決勝は「U!S!A!」5万人大合唱で球場揺れる
第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝が22日(日本時間23日)に行われ、米国が8-0でプエルトリコを下し、悲願の初優勝で幕を閉じた。試合が行われたドジャースタジアムは5万1565人を動員し、「USA」コールに揺れた。また、大会発表によると、本大会は108万6720人を動員し、4大会目で初の100万人超えを達成した。
WBCが新たな歴史を刻んだ。大会初の大台超えを成し遂げた。4大会目にして、初の観衆100万人を動員。最多だった2013年の88万5212人を大きく上回った。史上最高の盛り上がりを象徴するように、この日行われた米国―プエルトリコの決勝は5万1565人が殺到し、米国が得点するたびにスタジアムが揺れるほどの「U!S!A!」の大合唱となった。
今大会、1次ラウンドは米国、メキシコ、日本、韓国の4か国で開催。プレーオフ1試合を含め、計25試合が行われ、史上最多の62万1851人を記録。なかでも、東京ドームで行われたB組は20万6534人を動員していた。
1次ラウンド後にはMLBのコミッショナー、ロブ・マンフレッド氏が「信じられない。毎回、このイベントは成長している。試合の内容、参加国、入場者数が上昇している。我々はこのイベントを前進させることに真剣に取り組んでいる。我々の国際的な戦略において重要なパートだ」と話したことが米メディアに報じられ、次回以降のWBC継続開催に極めて前向きな姿勢を示していた。
計40試合で大会史上最も多くのファンが観戦したWBC。この盛り上がりは、継続的な大会開催にも大きな後押しとなるはずだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count