【田澤純一コラム第2回】元中日チェンの意外な記録、マーリンズ監督の意外な一面

元中日チェンが今季打撃に励む理由、避けたい“記録”とは…

 チームが変われば、当然キャッチャーも変わります。僕がどんな組み立てで投げたいのか、逆にキャッチャーがどんな配球が好きなのか。その辺りをお互い確認できていると投げやすさは増します。僕は基本的に初めて組むキャッチャーにはリードを任せるようにしています。特に、ナ・リーグは初めてなので、自分の中に打者のデータがほとんどない。最初のオープン戦で組んだ(AJ)エリスはナ・リーグが長く、打者についてアドバイスをくれる予定だったのに、怪我をして別メニュー調整になってしまいました。早く戻ってきてほしいです。

 正捕手のリアルミュートとは、どういう巡り合わせか、ライブBP(フリー打撃登板)を含めて、まだ一度も組んだことがないんです。仲が悪いわけじゃないですよ(笑)。クラブハウスでは声を掛けてくれたり、すごくいい人です。チームメイトは、みんな本当にいい人ばかり。チェン(・ウェイン)さんと一緒にいることが多いんですが、最近は(マルセル・)オズナや(エディンソン・)ボルケスも加わってきます。この2人、ホントに面白いんですよ(笑)。今度詳しく紹介しますね。正直、キャンプイン当初は多少不安もあったけど、非常にやりやすいチームで本当によかったです。

 チェンさんは相変わらずいい人で、いろいろなアドバイスをくれます。今、チェンさんと一緒に頑張っているのがバントの練習。大分うまくなりました! チェンさん、今年はバッティングにも力を入れています。というのも、実はまだメジャーでヒットがゼロ。50打数ノーヒットで、レスター(カブス)が持つ66打数無安打というメジャー最長記録に近づいているんです。記録更新だけは避けたいと必死です(笑)。今年こそメジャー初ヒットが出るように、皆さんも応援して下さい!

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