米国、スター軍団が自己犠牲と絆で掴んだ初V「オレ、オレ、オレではない」
スター選手の数々の証言「毎日一緒にいれば…」「完全に新しい観点ができた」
絆が深まったことで、仲間の素顔も見れたという。レンジャーズでダルビッシュ有投手の女房役を務めているジョナサン・ルクロイ捕手は、チームUSAで新たな表情を見せたと、記事では伝えている。
「ジョナサン・ルクロイは思っていたのと全く違っていた。フィールドではすごく真剣。あまりおしゃべりもしなければ、他人に話しかけることもないけれど、すごく面白いんだ。皮肉屋な部分もあって、イメージとはだいぶ違っていたね。バスや飛行機、クラブハウスで一緒になれば、仲間のことも学ぶ。自分たちみたいに、毎日一緒にいればね」
準決勝の日本戦で8回に千賀滉大投手からライト前ヒットを放ち、A・ジョーンズの三ゴロで決勝のホームを踏んだブランドン・クロフォード内野手(ジャイアンツ)の証言だ。
そして、好敵手に対する敬意を深める機会にもなったようだ。決勝戦で2打数1安打1得点3四死球の成績だったエリック・ホスマー内野手(ロイヤルズ)は、最終決戦で6回0/3を被安打1と圧巻のピッチングを見せたマーカス・ストローマン投手(ブルージェイズ)について語っている。
「プレーオフで対戦したし、フィールドで対戦してきた。彼についてはあまり知らなかった。今は彼がどんな準備をするのか、マウンドでどんな精神状態なのか理解できた。あれはスペシャルだ。恐れるものは何もないんだ。彼に対する完全に新しい観点ができたんだ」