ソフトB松坂、悲壮な決意 開幕ローテかかるOP戦最終登板「全てが大事」
25日の広島戦登板へ厳しい口調「(ローテ入りが)どうなるとかは関係ないんで」
ソフトバンクの松坂大輔投手が、オープン戦最後の登板となる25日の広島戦(ヤフオクD)に向けて、悲壮な決意を示した。23日の阪神戦前の練習では、キャッチボールや遠投などで調整した右腕。開幕ローテ入りへ内容、結果ともに求められるマウンドとなるが、「次が大事とかじゃない。全てが大事です。単純に(ローテ入りが)どうなるとかは関係ないんで」と厳しい口調で話した。
18日の西武戦(メットライフ)では1、2回を三者凡退に抑え、好投していたが、4回途中に右内転筋の張りを訴えたため、途中降板した。開幕ローテ入りは厳しい状況だが、バンデンハーク、千賀滉大、武田翔太のWBC組のコンディション次第で、開幕直後の数カードで先発するチャンスも残されている。
この日の練習前には、打席に立ち、西武時代からのチームメートで現在は打撃投手兼広報を務める帆足和幸とも“対戦”した松坂。右足の状態は問題ないようだ。摂津正や大隣憲司とともに、そのチャンスをうかがう右腕。とにかく、周囲を納得させるだけの結果、内容が求められる。
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福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani