前オリ自称165キロ助っ人、「失望の1年」から米復帰へ「自信に満ちている」
コーディエを米地元紙が特集「希望はメジャーに戻ること。まだたくさん燃料が残っている」
昨シーズン、低迷するオリックスの守護神候補として加入しながら期待を裏切り、わずか1年で退団したエリック・コーディエ投手。日本では散々な結果に終わったが、レッドソックスとマイナー契約を結んだ31歳は、メジャー復帰へ向け「今までと変わらず、自信に満ちている」と豪語している。コーディエの出身地・ウィスコンシン州の地元紙「グリーンベイ・プレス・ガゼット」電子版が報じた。
「一人前のMLB投手になるという生涯の夢を追いかけ、断固たる決意を持ち、エリック・コーディエは故郷に戻ってきた」
こう書き出した記事は、1月9日にレッドソックスとマイナー契約を結び、今月5日からマイナーキャンプで始動したことをリポートしている。
02年にロイヤルズからドラフト2巡目指名されたコーディエは、ブレーブス、パイレーツを経て、14年にようやくジャイアンツでメジャーデビューした。翌15年のマーリンズを含め、メジャー通算15試合に登板し、昨季、オリックスに加入。来日当初は「103マイル(約165キロ)を投げる」と話したことが報じられ、話題となった。
オープン戦は5試合無失点と好投。守護神候補として期待シーズンは開幕戦・西武戦の9回に逆転を許し、サヨナラ負けを招いた。思うように結果を残せず、6月には2軍落ち。故障もあって9月に早々と帰国し、オフに自由契約となっていた。日本で残した成績は、13登板0勝2敗2セーブ、防御率7.30である。
記事は日本でのシーズンを「失望の1年」と記し、帰国後は休養とリハビリに10週間を要したことを紹介。レッドソックスとマイナー契約を結んだことについて「国を1年離れて怪我で戻ってきたから、貰えるだろうと思ったほどにはオファーは来なかった」と振り返りつつ、「この機会に感謝しているよ。歴史のある球団だ」とのコメントを伝えており、名門球団との縁に喜びを感じているようだ。