米国で侍・千賀のMLB挑戦“待望論”!? 筒香にも「複数球団が興味示すだろう」

NPBからはさらに2選手、バレンティンは「あらゆる意味で新発見」

 また、侍ジャパンのメンバーではないが、NPBでプレーする2人の強打者も“ランクイン”。キューバ代表のアルフレド・デスパイネ外野手(ソフトバンク)は打率.474、3本塁打、6打点と圧巻の打撃を見せた。チームは2次ラウンド3連敗で敗退したものの、主砲は鮮烈な印象を残し、記事では「キューバがオランダ戦によって敗退を喫する前、アルフレド・デスパイネはいくらかのダメージを残していった」と言及している。

 そして、大会を大きく盛り上げたのがヤクルトのバレンティン。オランダの4番は打率.615に加え、4本塁打&12打点で“2冠”の輝いた。外野のベストナインには満場一致で選出。母国のために感情をむき出しにして戦う姿も大きな話題となった。

 寸評では、かつてMLBでプレーしていた大砲について「バレンティンはあらゆる意味で新発見だった」と紹介。NPBからメジャーへの“扉”を開きそうなのは、千賀、筒香だけではないようだ。「ブリーチャーズ・レポート」では、本人がMLB公式サイトの取材に「この大会でプレーして、成功した。もしかしたらメジャーに帰るチャンスも生まれるかもしれない。どうなるか、それは誰にも分からないよ」と話していたことにも触れており、再びMLB球団から注目の存在となったことを伝えている。

 その他の6人は以下の通り。

◯アラン・デサンミゲル(捕手、オーストラリア)

◯エステバン・キロス(二塁手/右翼手、メキシコ)

◯ライアン・ラバーンウェイ(捕手、イスラエル)

◯ジョン・アンドレオリ(右翼手/中翼手、イタリア)

◯ユリスベル・グラシアル(三塁手、キューバ)

◯ジョシュ・ザイド(右腕、イスラエル)

 米国の野球関係者やファンにとって、WBCが「新発見」の場であることは確かなようだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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