WBC躍動のソフトBデスパイネ、“お得意様”の新天地でも大暴れなるか
ヤフオクドームで強さを誇ったデスパイネ、WBCはキューバの主軸で活躍
さらにヤフオクドームが舞台となった10月のCSファーストステージ第1戦。チームは3対4と敗れたが、デスパイネは初回に先発・千賀投手、9回に守護神・サファテ投手からそれぞれ本塁打を放っている。デスパイネのヤフオクドームでの活躍ぶりを見ると、福岡ソフトバンクファンとしては大いに期待したくなるのではないだろうか。
また、パ・リーグの他球団から福岡ソフトバンクに入団した外国人バッターを振り返ると、2009年のホセ・オーティズ(前年の所属先・千葉ロッテ)。11年のアレックス・カブレラ(前年の所属先・オリックス)、14年の李大浩内野手(前年の所属先・オリックス)がいる。オーティズは09年のシーズン途中に入団し、2年連続で20本塁打以上をマーク。西武時代には2年連続50本塁打とその長打力を期待されたカブレラだったが、11年は10本塁打、翌12年はわずか1本塁打と期待外れに終わった。そして、記憶に新しい李大浩は中軸を任され、チームの2年連続日本一に大きく貢献。特に東京ヤクルトと対戦した15年の日本シリーズでは内川聖一の戦線離脱で4番に座り、打率.500、2本塁打でシリーズMVPを受賞している。
アメリカ代表の優勝で幕を閉じた第4回WBCでは、キューバ代表の主軸として活躍したデスパイネ。今後は新天地・福岡に戦いの場を移し、相性の良いヤフオクドームで昨年のような打棒を発揮できるか。その活躍が大いに注目される。
(記事提供:パ・リーグ インサイト)
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「パ・リーグ インサイト」武山智史●文