広島中崎が被弾、ストッパー起用に不安? 緒方監督「正直、決められない」
柳田にソロ本塁打浴びて防御率4.50、「本人がしっくりきていないだろう」
広島の守護神・中崎翔太投手が、開幕へ不安を残した。24日のソフトバンクとのオープン戦(ヤフオクD)で8回に登板したが、1死から柳田悠岐外野手に右翼テラス席に飛び込むソロ本塁打を浴びて、1点を失った。
140キロ台後半の真っすぐを武器に34セーブを挙げ、チームのリーグ優勝に貢献した右腕だが、この日の最速は144キロ。真っすぐのほとんどが140キロ台前半と、本調子ではないのは明らか。これでオープン戦4試合に投げ、3失点、防御率4.50と状態が上がってきていない。
この日の試合後、緒方孝市監督は「見ての通り。本人がしっくりきていないだろう。正直、あの状態じゃ決められない。明日か明後日、最終登板がある」と渋い表情。ストッパーとしての起用を決めかねているようで、オープン戦最後の登板を見て、判断を下すことになりそうだ。
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福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani