広島の開幕投手ジョンソンの“覚悟”「若い選手の見本となるような振る舞いを」
開幕前の最終登板で上々の内容「重要なポジションを任されていると自覚してる」
広島のクリス・ジョンソン投手が、開幕に向けて上々の内容で最終調整登板を終えた。31日の阪神戦(マツダ)での開幕投手に決まっている左腕は、24日のソフトバンクとのオープン戦(ヤフオクD)に先発。6回3失点にまとめ「開幕前最後の登板ということで自分に必要なことを試す場だと考えてマウンドに上がった」と振り返った。
「初回は球が浮いたけど、試合の中でアジャストさせていくことを考えて投げた」
立ち上がりの初回、1死から明石、中村晃に連続四球を与えたが、柳田、江川を連続三振に切った。3回には1点を奪われるも、3本の安打は全て詰まらせた内野安打。6回に江川に一発を浴びたが、この日許した6安打のうち、4本が内野安打とアンラッキーな要素が大きかった。
「重要なポジションを任されていると自覚しているし、責任も感じている。若い選手の見本となるような振る舞いを心がけているよ」という助っ人左腕。任された開幕投手の大役まで、あと1週間。連覇を目指す今季、ジョンソンの存在は広島に欠くことはできない。
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福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani