“今季絶望”の可能性も? 韓国で飲酒運転&“逃走“の姜正浩に米国ビザおりず
ESTAも拒否され短期渡米も困難に、パイレーツは働きかけ続けるも…
もっとも、ハンティントンGMはその時、「我々はいずれの段階で彼が合流するであろうということに関しては楽観的でいる。だが、もしそうならない場合、合流まで時間がかかるというのなら、今いるメンバーと作り上げたチームに満足できるかというところがチャレンジになる」と語っていたというが、その後、さらに状況は厳しくなったようだ。
韓国「KBS」電子版は、韓国の米国大使館が姜正浩の就労ビザ更新申請を拒否したとレポート。キャンプ中のパイレーツ合流どころか、シーズン内の復帰も不透明な状況だと伝えた。記事によると、姜は「ESTA(電子渡航認証)」の申請も拒否され、短期間アメリカに渡ることも難しくなったという。さらに、韓国と米国ではなく、第3国で飲酒運転をした疑惑も受けているため、もし事実が明らかになった場合、今後のビザ発給はさらに難しくなる見通しだとしている。
この報道を受け、「ピッツバーグ・ポスト・ガゼッタ」など米メディアも一斉に姜の現状を報じた。ただ、パイレーツのフランク・クーネリー球団社長は韓国以外での飲酒運転の事実は確認できていないと説明し、ビザ発給に向けて球団としても働きかけを続けていることを明かしたという。
昨季は遊撃と三塁を守り、打率.255、21本塁打、62打点という成績だった姜。今季はレギュラー三塁手、そして打線の中軸として期待されていたが、フィールド外のトラブルでチームに多大な迷惑をかける格好となっている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count