快投も開幕ローテ落ちのソフトB松坂、無情通告にも「分かっていたつもり」
今後はチャンスに備えてファームで調整「やっていくしかない」
102球を投げ、無安打無失点2四球6奪三振の快投。三塁すら踏ませない投球に、松坂は試合直後に「結果も内容も求めらている中で、最後の最後でいい形、いい内容になって良かった」と納得の表情を浮かべていた。
工藤公康監督は「本人もいい感触だったんじゃないかな。躍動感も出てきたし、テンポも良かった。あそこまでの投球が出来たのは、本人の自信にもなったんじゃないかな。これからの期待をさせてもらった。新しい投球スタイルが出来たんじゃないかなと思います」と高評価。倉野投手総括コーチも「今日の投球は1軍で十分戦力として抑えられる投球だった」とした。
今後は、先発陣のアクシデントや、ローテの谷間でのチャンスに備えて、ファームで調整を続けていくことになる松坂。「それ(今日のような投球を継続して)をやっていくしかないですね」。チャンスが来る時まで、より投球の精度を高めていくしかない。
【了】
福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani