“サバイバル”は至難の業…日本球界に順応できたパ助っ人は?

日本ハムの日本一に貢献したレアード

 そして日本に順応した選手といえば、北海道日本ハムのレアード選手も該当するだろう。昨季はチームの日本一に大きく貢献し、「寿司ポーズ」とともに全国区の知名度となった陽気な外国人選手だが、来日した2015年当初は日本野球への対応に苦しんだ。

 3月の4試合で7安打(2本塁打)5打点と幸先良いスタートを切ったものの、その後、徐々に打率を落とすと、6月終了時点での打率は.183。5月には月間で38の三振を喫するなど、なかなか結果を出せずにいた。しかし、栗山監督が辛抱強く起用を続け、それに応えるかのように7月には成績が劇的に向上。月間7本塁打に加え、打率は3割(.303)、長打率は.742を記録した。

 その後も多少の波はありながらも、シーズン終盤まで自慢の長打力をいかんなく発揮し、リーグ3位の34本塁打を記録して翌年の契約を勝ち取った。そして翌2016年シーズンの活躍は言わずもがな。39本のアーチを描いて見事本塁打王に輝き、新たに球団と2年契約を結んだ。今年レアードが何貫の寿司を握ってくれるかが、北海道日本ハム連覇の鍵になることは間違いない。

 また、来日したシーズンから複数年にわたり、結果を残す外国人選手もいる。埼玉西武のメヒア選手は、来日初年度から華々しい活躍を見せていたが、シーズンを経るにつれ新たな進化を見せている。2014年シーズンの途中に来日すると、初戦となった5月15日の北海道日本ハム戦で初打席初本塁打という鮮烈なデビューを飾り、結果的に途中加入の選手としては初となる本塁打王のタイトルを獲得した。

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