“球界の人気者”やGG受賞選手、HR王も…テスト入団から這い上がった選手たち
今年も数多くの選手が入団テストを経て厳しい戦いへ
他には、オリックス、阪神、横浜DeNAで活躍したアーロム・バルディリス選手も、来日前から日本野球に強い関心を持ち、2008年に阪神のテスト生としてキャンプに参加。見事合格を果たし、育成選手としてプロ野球のキャリアをスタートさせた。
2008年5月に支配下登録されながら2年で戦力外通告を受けてしまうが、オリックスに入団してからは打撃の好不調が少なくなり、安定した成績を残せるように。千葉ロッテ・岡田とともに育成出身選手初となる規定打席到達を果たし、2010年には自身初となる打率3割超え、2011年には18本塁打、2013年には自己最多となる91打点を挙げる活躍を見せた。
甲子園で活躍したり、大学野球で名を挙げたりするなど、メディアの注目を浴びながら入団する選手もいれば、彼らのように自ら球団にアピールしてプロへの道を切り開く選手もいる。今年も久保裕也投手(楽天)、柴田講平選手(千葉ロッテ)、猪本健太郎選手(千葉ロッテ)、三家和真選手(千葉ロッテ)、ヘルメン投手(オリックス)、育成選手として契約したジョージ選手(オリックス)など、数多くの選手が入団テストを経て、厳しい戦いに身を投じている。
まさに「ハングリー精神」で這い上がった選手たちが、いかに存在感を示すことができるのか。テスト生出身選手たちにも、注目をしていきたい。