報徳学園が8年ぶりの4強! 準決勝で履正社と激突
連戦の福岡大大濠は力尽きる
第89回選抜高校野球は29日に準々決勝を迎え、第2試合で報徳学園(兵庫)が福岡大大濠(福岡)を8-3で破り、2009年以来のベスト4入りを決めた。準決勝で履正社(大阪)と対戦する。
報徳学園の先発はエースの西垣。一方、福岡大大濠は2回戦の滋賀学園で延長15回引き分けとなった試合、再試合ともに完投した三浦がベンチスタートとなった。代わって、2年生の徳原が先発。しかし、その徳原が初回1死から連続四球と重盗を与え、4番の篠原に二塁手と右翼手の間に落ちるタイムリーを許した。そこで福岡大大濠の八木監督は投手を交代。背番号8の西を送る早めの継投に出た。
3回、報徳学園は4番の篠原の三塁打など5本の長短打で3得点、5回には相手の捕逸や5番の神頭のタイムリーで2点、6回には小園のタイムリー二塁打で加点。リードを広げた。福岡大大濠は5回に遊撃手の小園の失策で1点。6回には樺島、7回には稲本のタイムリーでくらいついた。
6回から福岡大大濠は捕手の古賀がマウンドにあがり、必死のリレー。しかし報徳学園は8回にも岡本のソロ弾で加点し、勝ち切った。報徳学園は2009年以来の4強進出。2002年以来の頂点まであと2つと迫った。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count