秀岳館、3季連続4強! 15安打で健大高崎を圧倒、再試合2校は連戦で散る

15安打9得点と打線爆発、背番号10の左腕・川端13K完投…関東勢は全滅

 第89回選抜高校野球は29日、準々決勝第3試合で秀岳館(熊本)が健大高崎(群馬)を8-2で下し、昨春から3季連続の4強入りを果たした。打線が15安打で9得点とつながり、圧倒した。

 秀岳館打線は初回から健大高崎の投手陣に襲いかかった。1死一塁から3番の木本が左翼席へ先制2ラン。3回にも1死一、三塁から木本の右犠飛で点差を広げた。4回には4安打4得点を奪い、6回表までに8-0と大量リードし、優位に進めた。8-2で迎えた9回には5番・赤坂のタイムリーで、さらに追加点を挙げた。

 先発した背番号10の左腕・川端は6、7回に1点ずつを失ったが、2失点で完投した。13三振を奪う力投だった。

 健大高崎は足を生かす「機動破壊」で延長再試合を含め、勝ち抜いてきたが力尽きた。第2試合で敗れた福岡大大濠(福岡)に続く大敗で、8強で涙をのんだ。これで、関東勢は姿を消した。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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