ルーキーイヤーに1軍経験、パ注目のプロ2年目野手は?
ハム、西武で飛躍期待の2年目野手は…
2015年のドラフトで全選手高校生を指名した福岡ソフトバンクを除き、各球団いずれも新人野手が1軍デビューを飾っている。ドラフト上位で指名された選手は比較的多くのチャンスが与えられることが多い。昨季であれば、平沢とオコエは高卒ながら1軍出場を果たし、オコエは開幕からの1軍帯同を果たした。しかし昨季においては、チャンスを得た選手は6位や7位といった下位で指名された選手も多い。
北海道日本ハム・横尾は、開幕から1軍に帯同すると10試合に出場し初安打を含め2安打を記録したが、打率.118と十分な結果を残すことができず。しかし2軍では15本塁打(打率.275)と持ち味の長打力を如何なく発揮。1軍定着が期待される今季は、セカンドなど内野の複数ポジションで出番をうかがう。
埼玉西武の呉念庭は、開幕からショートのレギュラーが定まらないチーム事情の中で1軍への切符をつかんだ。
2軍ではシーズンを通して打率.311、出塁率.413と安定した出塁能力を披露。6月にはイースタン・リーグの月間MVPに輝いた。1軍ではシーズン中盤以降はスタメンに名を連ね、その能力の片鱗を見せた。今季は、辻新監督のもとでAクラス復帰を目指すライオンズの中でレギュラーとして飛躍できるか注目だ。