松坂、大物ドラ1、新助っ人…屈指の選手層ソフトB、開幕1軍漏れ選手は?
日本一奪回へ、開幕1軍には新星続々抜擢…WBC組投手陣は後日登録へ
プロ野球は31日、セ・パ両リーグが揃って開幕する。これに先立ち、12球団の開幕1軍メンバーの出場選手登録が公示された。
昨季、日本ハムに逆転され、3連覇を逃したソフトバンク。リーグ優勝、日本一奪還が至上命令となる今季は、まず投手11人、野手17人を登録した。先発投手は開幕投手の和田毅、東浜巨投手、そして開幕2戦目の先発が予想されていたバンデンハークが指にできたマメの影響で登板が先延ばしとなり、代わって中田賢一投手の3人が登録。開幕2カード目に先発予定の千賀滉大、武田翔太のWBC組と、バンデンハークは後日登録される見通しだ。
ここでは、開幕1軍を掴んだ新星、逆に開幕1軍から漏れた主な選手を見てみたい。
開幕1軍を競争の末に掴み取ったのは、以下の選手だ。
○石川柊太投手
昨季途中に育成から支配下登録された右腕。キャンプからA組に抜擢されると、練習試合では自己最速を2キロ更新する155キロをマーク。威力十分の真っすぐと、独特の変化を見せるスライダーは十分1軍で通用する。中継ぎに組み込まれるが、もともとは先発だったため、ロングリリーフも可能だ。
○嘉弥真新也投手
森福允彦の巨人移籍に伴い、新たな「左キラー」として期待がかかる。昨秋キャンプから左サイドスローに挑戦。オープン戦でも対左打者で結果を残し「ポスト森福」の座を掴み取った。
○笠原大芽投手
手薄な左の中継ぎとして期待される22歳。球速は140キロ前後ながら、キレと制球で勝負する。昨季はウエスタンリーグ最多勝に輝いた先発投手。石川とともにロングリリーフでの登板もありそうだ。
○甲斐拓也捕手
育成出身の将来の正捕手候補で、チーム屈指の強肩、スローイングが武器。オープン戦で打率5割をマークするなど、守備面以外でも首脳陣にアピールした。高谷、鶴岡のベテラン2人にどれだけ割って入れるか、注目だ。
○上林誠知外野手
仙台育英高出身、4年目の期待の大砲候補。オフに10キロ増量し、打撃の破壊力、飛距離が大幅に増した。チームの今季実戦初アーチ、オープン戦初アーチを放ち、長打力をアピール。開幕スタメンが有力で、一気に外野の定位置取りにも期待だ。
一方で、開幕1軍から漏れた選手は次の面々になる。