ソフトB工藤監督、V奪還は“至上命令” 注目の打線は「ベストと思える打順」

いよいよ開幕「日本一を奪還しなくてはいけない年」

 ソフトバンクの工藤公康監督が30日、ペナントレース開幕を前に、日本一奪還に自信を滲ませた。31日のロッテ戦(ヤフオクD)に向け、この日は本拠地で全体練習を実施。フリー打撃などで汗を流す選手たちを見守ると「落ち着いています。やることは全てやり尽くしたと思います。みんなの気持ちも、コーチ陣の気持ちも、裏方さんの気持ちも、球団の気持ちも1つになっていると思います」と語った。

 開幕投手には、昨季の最多勝、最高勝率の2冠に輝いた36歳のベテラン、和田毅を指名。6年ぶり4度目の大役となる左腕に対し「当然、今までの実績、誰しもが納得できる選手を選ばせてもらった。エースと呼べる投手は和田くん。みんなもそう思ってくれている。チームの代表として任せた」と全幅の信頼を寄せた。

 今季は長打力不足解消のため、前ロッテのアルフレド・デスパイネを獲得し、より打線の破壊力が増した。注目の新打線の並びについては「打順はみんなが考える中でベストと思える打順にしている。中身は秘密(笑い)。明日の楽しみにしていてください」と、明かさなかった。

「今年は心を1つにして、日本一を奪還しなくてはいけない年。全ての人がその思いで1試合1試合全力で戦っていく」という工藤監督。V奪還が至上命令となる2017年が、いよいよ幕を開ける。

【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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