“韓国50発男”は開幕メジャーならず OP戦好調で地元紙は「復活」と報じるも…

地元紙も「開幕戦に名を連ねていないことを想像するのは難しい」と伝えていたが…

 さらに、同日には地元紙「ミネアポリス・スター・トリビューン」電子版も特集記事を掲載。「朴はチームトップとなるOP戦5号を放ち、力強く復活の春を送っていることを示している」として、WBCに出場していたケニス・バルガスが負傷していることを紹介しながら「朴が今週末の開幕戦に名を連ねていないことを想像するのは難しい」としていた。

 この記事の中では、ポール・モリター監督も朴について「彼はこの春を通じて常に安定している。プレッシャーから少し解放されたようだ。穏やかさを感じるだろう」と絶賛しており、昨季の結果については「彼はアメリカだけでなく韓国からも大きく注目されていた。(昨季)彼は必要以上のプレッシャーを自身にかけ、それが悪い方向に作用してしまっていたかもしれない」と分析。95マイル(約153キロ)以上の速球に適応できずにいた朴自身が「技術的な問題というよりは、打席でのタイミングに尽きるところが大きい。打席でうまくタイミングが取れているし、それがとてもいいかたちで結果に結びついている」と“課題克服”に自信をのぞかせていることにも言及していた。

 しかし、開幕の時点でメジャー昇格はならず。球団公式サイトは朴のマイナー行きを伝えた上で、モリター監督のコメントを紹介。指揮官は「我々は彼の安定感と打席での落ち着きについてたくさん話をしてきた。彼はその全てを見せてくれた」と高い評価を与えていることを明かしたという。

 昨季は3Aでの31試合で打率.224、19打点、10本塁打という成績だった朴。マイナーで結果を残し、再びメジャーへの扉を開くことはできるだろうか。
 
【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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