ソフトB工藤監督、就任3年目で開幕戦初勝利 「嬉しいですね、やっぱり」
和田好投&終盤逆転でロッテに勝利、「さあここから、という雰囲気があった」
ソフトバンクの工藤公康監督が、31日のロッテ戦(ヤフオクドーム)で就任後初めての開幕勝利を手にした。
開幕投手に指名した和田が7回に先制点を奪われたが、打線が試合をひっくり返しての逆転勝利。15年に監督に就任して3年目で初めて開幕戦に勝ち「ありがとうございます。嬉しいですね、やっぱり。今年は開幕戦を何とか勝ちたいという気持ちがあった。開幕戦という、みんなに注目してもらっている試合で、緊張感のある中でみんなが普段の力を出してくれた」とナインを称えた。
6回まで両チームゼロ行進。和田、涌井の両投手が好投し、息詰まる投手戦となった。7回に先制されたが、その直後に、侍ジャパンとしてWBCに出場した松田が同点の中前適時打を放ち、試合は振り出しに。8回には初の開幕1軍で、スタメンに抜擢された上林の中前安打から、本多の適時打、柳田の犠飛で勝ち越しに成功。最後は守護神・サファテが締めくくった。
「先制されたけど、1点だけだったので、さあここから、という雰囲気があった。ヤバいなという雰囲気はなかったし、点を取るぞという雰囲気でいってくれた」
日本一奪還を狙う2017年。いい形でスタートを切り、工藤監督の表情も明るかった。
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福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani