ソフトB復帰の川崎宗則、どうなる起用法 米帰りもレギュラー獲りに高い壁
最も可能性あるのは二塁も…
とすれば、最も可能性があるのは、二塁手での起用となるだろうか。決して二塁が空いているわけではない。本多雄一が現時点でレギュラーを張っている上、川島慶三、明石健志といった実力者もいる。明石は腰痛のため、1日に登録抹消となったが、チームトップクラスの走力を誇る牧原大成が昇格した。
ただ、工藤体制において、内野で固定されていないのは、唯一、二塁でもある。現に昨季は、本多の92試合を筆頭に、牧原は18試合、明石と高田が13試合、川島が7試合と、5人が先発している。川崎も、この競争の中に入るのではないだろうか。もちろん、遊撃、三塁のバックアッパーとしての役割もありうるだろう。
会見では「まだ会ったばかり。これから話をした上で決めたいと思います」とした工藤監督。まずはコンディションを整えるためにファームで調整する予定の川崎。いつ、どういった形でヤフオクドームのグラウンドに立つのか、注目だ。
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福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani