今季初勝利のソフトB中田、味方の好守に感謝「ギータのプレーに助けられた」

味方の好守に感謝「ギータのプレーに助けられた」

 ソフトバンクの中田賢一投手が1日の本拠地ロッテ戦で今季初勝利を挙げ、チームを開幕2連勝に導いた。124球を要したが、7回2安打無失点と好投し「緊張感がありながら、力が入っていました。結果としてはすごくいい結果だったと思う。ただ、手放しで喜べる内容じゃない」と振り返った。

 初回、いきなり先頭の荻野貴に右前安打を浴びた。だが、続く岡田の右中間への当たりを柳田が前進してキャッチ。飛び出した走者も刺して併殺となり「ギータのプレーに助けられた。あれが落ちていたら、苦しい展開になっていたと思う」と振り返った。

 5回までに4四球を与えて制球には苦しんだ。5回までに97球と球数もかさんだが、三塁を踏ませなかった。「投げていくうちに、最後の2イニングはいい感じで投げられた。まだまだ投げられると思っていた」と、ある意味“らしさ”が詰まった投球だった。

 当初、この日の先発はWBCオランダ代表のバンデンハークの予定だった。だが、指先に出来たマメの影響で登板が延期となり、前倒しで中田に出番が回ってきた。「もうちょっと実戦で投げたかったのはありましたけど、間が空いたわけじゃないので」と、見事な投球で応えてみせた中田。開幕投手の和田に続き、先発が投手がチームに勝利を呼び込んだ。

【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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