WBCで現役復帰の元CY賞ガニエ 古巣ドジャースとマイナー契約と報道
2010年に現役引退も、今年3月WBCのカナダ代表で現役復帰
2003年に抑え投手としてサイ・ヤング賞を受賞した通算187セーブの右腕エリック・ガニエ投手が、古巣ドジャースとマイナー契約を結ぶ運びだという。カナダのスポーツサイト「スポーツネット」のベン・ニコルソン-スミス記者がツイートしている。
ドジャースの伝説の守護神が現役復帰を果たす。2000年代前半にドジャース不動の守護神として活躍したガニエは、2002年から3年連続で45セーブ以上を記録。リーグ最多55セーブを挙げた2003年にはクローザーながらサイ・ヤング賞を獲得、84試合連続セーブ成功のメジャー記録を持つ伝説の右腕だ。95マイル(約153キロ)を超える速球とカーブ、チェンジアップを武器に打者を寄せ付けなかったが、数球団を渡り歩いた後、2010年に現役引退を発表していた。
だが、今年3月に開催された第4回WBCでカナダ代表として現役復帰。1次ラウンドのコロンビア戦では、4番手としてマウンドに上がり、2回1/3を投げて1安打1四球2奪三振で無失点に抑えていた。WBC出場にあたり、2月にアリゾナ州にあるドジャースのキャンプ施設で自主トレを行った際は、複数のメジャー球団スカウトが視察に訪れていたという。
ニコルソン-スミス記者のツイートによれば、ガニエ自身が「ドジャースとマイナー契約を結ぶ」と語ったそうで、その他にも2チームが獲得に興味を示していたそうだ。
かつてはゴーグルのようなメガネとアゴヒゲを蓄えたワイルドな風貌で人気を博した右腕。41歳を迎えた今、7年ぶりにメジャーのマウンドに上がることはできるのか注目が集まる。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count