ヤクルト鵜久森が値千金のサヨナラ満弾! 延長10回に初球をフルスイング
ベテラン打者が放った力強い今季1号で延長戦に終止符
ヤクルトは2日、延長10回に代打・鵜久森が値千金のサヨナラ満塁弾を放ち、DeNAに8-4で劇的勝利を収めた。
初球をフルスイングした。4-4の同点で迎えた延長10回1死満塁。代打で打席に立った鵜久森は、代わったばかりのDeNAの6番手・須田の初球真ん中直球をフルスイングした。打球は大きな弧を描きながら左翼席に飛び込むサヨナラ満塁ホームランとなった。
この日は先発を務めた新外国人オーレンドルフが制球を乱すなど、序盤は一進一退の攻防。5回に同点に追いつかれると、試合はそのまま固着状態に入った。ヤクルトは再三得点チャンスを作るが生かし切れず。一方、7回のマウンドに上がったルーキ、8、9回を投げた石山が走者を背負いながらも無失点。10回は守護神・秋吉が3者凡退とし、試合の流れを逃さずに踏ん張った。
そして迎えた10回裏。マウンドに上がったDeNAの5番手・田中をヤクルト打線が捕まえる。1死から畠山が左前打で出塁すると、中村が死球、西浦がフルカウントから四球を選んで1死満塁。ここで鵜久森の劇的な今季1号満塁弾が飛び出し、延長戦に終止符を打った。
頼れるベテラン打者の目が覚めるような一発で、ヤクルトは開幕カード勝ち越しを決めた。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count