WBC帰りの鷹4番・内川が先制&決勝打「あそこで打つか、打たないか」
今季チーム1号を含む2安打3打点、開幕3戦すべてで1打席目に安打
ソフトバンクの内川聖一外野手が、2試合連続でヒーローとなった。2日のロッテ戦(ヤフオクD)。先制弾に、試合を決める勝ち越し2点適時二塁打を放ち、2安打3打点と大活躍。チームを開幕3連勝に導いた。
まずは2回だ。先頭で打席に入ると、2ボール1ストライクからの4球目だった。ロッテ先発の唐川のカーブを捉えると、打球は左中間のホームランテラス席へ。先制のソロ本塁打は、開幕3試合目にして飛び出した今季チーム第1号となった。
これだけでは終わらない。7回。上林の本塁打で同点とし、さらに2死一、二塁。2番手・大嶺祐が1ボールから投じた2球目の真っすぐを捉え、左中間を破った。2者を本塁に招き入れる決勝打。先制適時打を放った1日に続いて上がったお立ち台で「あそこで打つか、打たないか、大きな1打席になると思っていた。ベンチのみんなの気持ち、ファンの方の気持ちを借りて打たせてもらいました」と語った。
開幕3試合全てで1打席目に安打を放っており、2戦連続のマルチ安打。侍ジャパンメンバーとしてWBCに参加し、例年より実戦での打席数が少ない中でも結果を残す。今季も鷹の4番は頼りになりそうだ。
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福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani