田中将大、好調OP戦から一転…開幕戦炎上に米メディア「恐ろしいスタート」

辛辣NYメディアは「エースのようには全く見えなかった」

 地元紙「ニューズデイ」も「ヤンキースは開幕戦でレイズに敗戦、マサヒロ・タナカは早々にKO」とレポート。田中が3年連続で開幕投手を務めながら白星を挙げることができず、チームも連敗を喫していることから、米ヤフースポーツは「ヤンキースは、タナカの開幕投手抜擢を止めたいだろう」と辛辣な見出して速報した。

 また、「CBSスポーツ」電子版は「マサヒロ・タナカが、ヤンキース史上最悪の開幕スタートを記録」との見出しで速報。先発投手を評価するセイバーメトリクスの指標「ゲームスコア」で、田中がヤンキースの開幕投手として史上最悪の6点だったと報じた。「ゲームスコア」は各試合50点からスタートし、内容によって加点・減点されていくが、1桁の数字に終わったのもヤンキース開幕投手で史上初だったという。

 さらに、ESPNのアンドリュー・マーチャンド記者はツイッターで開幕戦6連敗がヤンキースのワースト記録になったことに言及しつつ「マサヒロ・タナカは7失点で4イニングすら投げられず、春(オープン戦)に支配的だったエースのようには全く見えなかった」と厳しくレポート。「マサヒロ・タナカは酷かったが、仲間に恵まれた。開幕投手として最悪だったのは、2002年のロジャー・クレメンスと1973年のメル・ストットルマイヤーだ。どちらも8失点を喫した。田中は7失点だった」としている。

 この日は67球を投げてストライクは41球。防御率23.63という波乱のスタートとなった。昨年は自己最長の7連勝でシーズンを終えていたが、今季初登板で初黒星。ただ、まだ1試合が終わっただけ。昨年はメジャー屈指の安定感で辛口のNYメディアからも絶賛を浴びただけに、巻き返しに期待したいところだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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