開幕3連戦で見えたDeNA打線の「明」と「暗」 攻撃型打線完成のカギは?
課題は5番、OP戦首位打者シリアコを起用するも…
その一方で大きな課題も浮上した。5番打者だ。オープン戦首位打者と活躍した新外国人のシリアコが、開幕カードは5番に座ったが、レギュラーシーズンでは大苦戦。3試合で9打数1安打、打点なし。2日のヤクルト戦第3戦では、同点の7回2死満塁の場面で代打を送られた。
以前からラミレス監督は「筒香の後を打つバッターが大事」と繰り返しており、相手バッテリーに筒香との勝負を避けられて、5番勝負で打線の流れを断たれることを心配している。実際に2日の試合で筒香は敬遠を含めて3四球。続くシリアコからは快音が聞かれずに、ビッグイニングを作れなかった。
昨季は終盤に3番から5番へと配置転換されたロペスが大爆発し、クライマックスシリーズ出場権獲得への大きな要因となっている。5番に当たりが出れば、2番に梶谷を置く攻撃型打線は完成形となるはずだ。
開幕カードで見えた「明」と「暗」。4日からは本拠地開幕カードを迎える。3連勝と勢いのある巨人が相手だ。しっかりと勝ち越すことができれば、開幕ダッシュへのリスタートとなることは間違いない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count