MLB初、投手が開幕戦2発 米記者「オオタニを英訳するとバムガーナーに」
ジャイアンツ敗戦も…左腕バムガーナーがQS&2本塁打の活躍
ジャイアンツのエース左腕マディソン・バムガーナー投手が2日(日本時間3日)の開幕戦、ダイヤモンドバックス戦で驚愕の2本塁打を放った。米メディアによると投手の開幕戦2発は史上初。また、球団公式サイトはジャイアンツの開幕戦2本塁打以上が2002年のバリー・ボンズ以来となったことをレポートした。
シルバースラッガー賞を2度受賞するなど強打者としても知られる左腕は2014年に4本塁打15打点、翌15年に5本塁打9打点をマークするなど、通算16本塁打51打点を記録。投手としても6年連続2桁勝利、200投球回を達成するなど強豪球団を牽引する活躍を見せており、その存在感は投打で際立っている。
この日は5回まで無安打無四球で抑えたが、自身のソロ弾などで3点をリードして迎えた6回に3失点。しかし7回には自ら勝ち越しソロを放った。その後、チームは5-6で逆転サヨナラ負けを喫し、バムガーナーに勝敗はつかなかったが、投げては7回6安打11奪三振3失点でクオリティースタート(QS、6回以上を自責3以内)、打っては2打数2安打2打点1四球と圧巻のパフォーマンスを見せた。
米メディアもその活躍を称賛。また、日本で注目を浴びる二刀流右腕・大谷翔平と重ねる声もあり、試合後、米紙「ニューヨーク・ポスト」の名物コラムニスト、ジョエル・シャーマン氏が自身のツイッターで「ショウヘイ・オオタニを日本語から英語に訳すとバムガーナーになる」と独特な言い回しでレポートした。
大谷自身、昨季は投手として2桁勝利、打者として打率.322、22本塁打、67打点をマーク。今季は負傷もあり、登板はしていないが、打者として開幕3戦で12打数8安打、打率.667、1本塁打、1打点と活躍しており、日米で“二刀流”選手が脚光を浴びている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count