韓国で逮捕の姜正浩、米ビザ下りず今季絶望の可能性も…地元紙「彼が必要」
「カンは恐ろしいことをした」も…「パイレーツはチャンスを与えるべき」
パイレーツは、不祥事を起こした韓国人打者にビザが発給されるよう、働きかけを続けていると伝えられている。パイレーツのフランク・クーネリー球団社長もそのことを認められているが、見通しは厳しい。韓国と米国ではなく、第3国で飲酒運転をした疑惑もかけられているため、もし事実であれば、今後のビザ発給はさらに難しくなると見られる。
ただ、同紙は「彼らはこの問題を解決するべきだ。パイレーツは彼を必要としているのだ」と言及。そして、過ちを犯した姜正浩を解雇するべきとする声があることも認めつつ、以下のように主張している。
「彼は3回、飲酒運転をしている。つまり、彼は最初の2回の過ちから学んでいなということだ。もし彼が人を死なせてしまったり傷つけたなら、解雇に賛成だ。彼はそのようなことはしていないが、すべてを変えてしまった。このことを通じて、彼が学んでくれたことを信じなければならない。非常に厳しい条件の下、パイレーツは彼にもう一度チャンスを与えるべきだ」
そして、「カンは恐ろしいことをした。しかし、彼なしでは戦力はおちるだろう。今シーズン、もしプレーオフに進出したいなら、彼らは問題解決に取り掛かる必要がある」と重ねて訴えている。
姜正浩は、今回の事件で母国でも厳しい批判にさらされ、WBC韓国代表から除外。韓国メディアによると、米国大使館は姜正浩の就労ビザ更新申請を却下しただけでなく、「ESTA(電子渡航認証)」の申請も拒否しているため、短期間アメリカに渡ることも難しくなったという。メジャーで確かな地位を築き始めていた強打者は、あまりにも大きな過ちを犯したといえそうだ。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count