鷹との無敗対決を制した楽天 球団初の開幕5連勝なるか

球団初の開幕5連勝に挑む楽天

 エースには十分すぎる援護点。6回1失点8奪三振と先発としてしっかり仕事を果たし、マウンドを降りた。

 夢だった日本代表に選ばれ、WBCを戦った。本職の先発と、奪三振能力の高さから守護神としても期待された右腕だったが、3月12日のオランダ戦に抑えとして9回から登板するも、リードを守り切れず同点とされるなど、国際大会ではふがいない結果に終わった。

 だが、悔しいままで終わる男ではない。変に力むこともなく、強力打線にも的を絞らせない投球できっちりチームへ白星を届けた。「勝つことだけを考えていました。もう少し長いイニングを投げたかったけど、粘り強く投げられました」と、ヒーローインタビューで笑顔。4年連続2桁勝利を続けているエースが、今季も無難なスタートを切った。

 5日に球団初の開幕5連勝に挑むチームだが、心配なのが嶋の負傷退場だ。6回、打者・デスパイネのスイングしたバットが、後頭部に当たって担架で運ばれた。試合後の梨田監督は「病院で診てもらっている。脳しんとうよりも首がちょっと。あした(5日の出場)は難しい」と表情を曇らせた。ここまで4試合すべてスタメンマスクの正捕手のアクシデントは痛いが、一丸となって新記録に挑む。

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