50歳現役へ向かうイチロー 地元メディアで“議論”「目標実現の可能性は?」
「信じられない体型であることに疑問の余地はない」
「彼は43歳ですが、信じられないほどの体型を保っています。野球界で最も柔軟性の高い選手です。彼のストレッチのルーティーンは伝説の域です。彼が活用しているウェイトマシーンについては、マイアミの選手も1度や2度、大胆にも挑戦するのですが『やっぱりいいや』という結末になります。しかし、イチローはそれを規則正しく続けています。私には少なくとも2、3年はプレーすると思います。それ以降は加齢がどのような影響をもたらすのか、わかりません。
体型を維持するということに関していえば、信じられない体型であることに疑問の余地はありません。なぜならいまだに盗塁もできます。いまだに素晴らしい守備力を持つ外野手です。単なるゴールド・グラブ選手ではありません。10度のゴールド・グラブ賞です。マーリンズは2015年に学んだと思いますが、彼は毎日(レギュラーで)プレーすることはできないと思います。ですが、正確な起用法ができるなら、昨年のように正しく起用できれば、彼は現在のようにチームに貢献できると思います。昨年(のイチローの働き)は際立っていましたから」
現在、スタントン、イエリッチ、オズナというメジャー屈指の外野トリオを支える4番手外野手という役割を果たしているイチロー。2015年は故障者続出でチーム最多の153試合に出場しながら打率はキャリア最低の.229に終わった。しかし、昨季はドン・マッティングリー監督がイチローの酷使を避ける起用法を選択した結果、打率.291と“V字回復”に成功。メジャー30人目の3000安打も達成している。
マーリンズを見守り続ける名実況は、攻守に渡りハイレベルなパフォーマンスを維持し、50歳までの現役を目指す43歳について、起用法次第でまだまだメジャーで輝き続けることが十分に可能と分析していた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count