「福岡発 売り子名鑑」水色リボンのポニーテールが目印、20歳アイドル系女子

売り子2年目の20歳、「全力の笑顔で応えます」

 球場の新たなエンターテインメントになっている「売り子」。美女どころといわれる福岡で働くアサヒビール、キリンビールの両メーカーの売り子を不定期連載で紹介する「福岡発 売り子名鑑」の第5回をお届けする。

 第5回はキリンビールの「なお」さん、だ。

 弾けるような笑顔がまぶしい、福岡市内の大学に通う20歳。周囲から「乃木坂46にいそう」と言われるという、アイドル系の女性だ。一塁側内野席と右翼席でキリンビールを売って、2年目になる。熊本県出身。大学進学を機に福岡に出て、保育・児童学を学んでいる。

 大学入学を機に売り子になる女性も多い中、大学2年生になってから売り子の世界に飛び込んだ。「1年生のときは授業に忙しくて、バイトとかも入れないくらいで、売り子になるとも考えていませんでした。2年生になって少し余裕が出来て、始めましたけど、それでも、去年は月の試合の半分くらいしか出来ませんでした」と話す。

「福岡に出てきたからには、福岡で出来ることをしたいな、と思ったんです。野球が好きとかではなく……。福岡だから出来ることを探して、応募しました」と始めた1年目。15キロのタンクを背負い、スタンドを歩き回る仕事は「正直ツライです。重いですし、1年経っても慣れないです」という。

 それでも、売り子の楽しさに魅了された。たくさんの人と触れ合える場。多くのファンと言葉を交わす機会があり、「やりがいは凄くあります! お客さまと話すのは凄く楽しいし、呼んでいただけると凄く嬉しくなっちゃいます。常連さんがいらっしゃると、覚えてくださっていて嬉しいです」。

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