日ハム6連敗、千賀に打線沈黙、大谷抹消、中田負傷も…栗山監督「関係ない」
主力に故障者続出、投手陣には「我慢してもらうしかない」
日本ハムは11日、本拠地でソフトバンクに0-3で敗れ、6連敗を喫した。WBCで活躍した相手先発・千賀に8回6安打無失点13奪三振と打線が抑え込まれて完敗。高梨は投球時に転倒してボークを取られ、先制点を献上するというまさかの“珍プレー”もあり、5回4安打3失点で敗戦投手となった。
大谷が故障で登録を抹消され、中田も離脱中。この日、守護神のマーティンも右肘の張りで抹消となるなど、主力に故障者が続出している。昨季の日本一球団は厳しい戦いを強いられているが、栗山英樹監督は試合後に「今いるメンバーがベストメンバーなので」と懸命に前を向いた。
――きょうの試合振り返って。
「いろんなことがあったけど、とにかく最後笑うように、しっかりやっていきます」
――先発の高梨投手が5回3失点。
「よく粘っていた感じがあったと思うし、すごく考えていた。なかなか今は先に点を取ってあげられないので…」
――その後の投手を含めてホークス打線を3点に抑えたが、投手陣全体としては?
「そこが今、我慢してもらうしかない」
――中田選手、大谷選手を欠く中で今日の各打者のアプローチについて。
「それは関係ない。今いるメンバーがベストメンバーなので。しっかりやっていく」
――連敗脱出ならなかったが、明日に向けて。
「とにかく大きな流れをつくるしかない。必死になって1球1球、野球をやるしかないので。相手よりも強い気持ちで、絶対勝ちたいという気持ちだけは前に出して、しっかりやっていきます」
【了】
石川加奈子●文 text by Kanako Ishikawa