「福岡発 売り子名鑑」目印はひまわりのピアス 書道とピアノの文科系女子
川崎の6年ぶりホークス復帰を喜ぶ、ダイエー時代からファンの生粋「タカガール」
球場の新たな“エンターテインメント”になっている「売り子」。美女どころといわれる福岡で働くアサヒビール、キリンビールの両メーカーの売り子を不定期連載で紹介する「福岡発 売り子名鑑」の第6回をお届けする。
今回は、アサヒビールの「なみ」さん、20歳だ。
福岡県出身で、両親の影響もあって、昔からのホークスファン。ダイエー時代からスタジアムに何度も足を運んでいたという生粋の「タカガール」である。「川崎選手のファンでした。帰って来てくれて、嬉しくて仕方がない」と、川崎宗則の6年ぶりの復帰を喜んでいる。
売り子は幼少時代からの憧れだった。「観戦に良く来ていて、子供の頃から、キラキラしている売り子さんを見て、やってみたいなとずっと思っていました。アルバイトが出来るようになったら、絶対に売り子をやろうと決めていました」。大学入学と同時に、迷うことなく売り子の世界へと飛び込んだ。
三塁側内野席を主戦場にする大学3年生。3年目を迎えるが、この世界に魅了されている。
「やりがいは、本当にたくさんあります。買ってもらったお客様に『ありがとう』と言ってもらえると嬉しいですし。常連さんになっていただけたり、私の名前を覚えていただけたり。たくさんあり過ぎて、一言では言い表せないです」
現在、ヤフオクドームには「売り子カード」というものがある。10枚綴りのビール回数券を買うと、各メーカーの売り子のカードがランダムで当たるようになっており、「私が1年目の頃から買っていただいているお客様がいて、私のカードが当たったって見せてくれました」と嬉しそうに話す。「筋肉痛とか、アザができたり。肩のアザは、もうずっと残っています」と苦労も多いが、それ以上にやりがいに溢れているという。