広島ついに9連勝! 新井&エルドレッドが“アベック2連発”、床田プロ初勝利

巨人は阿部2ラン&村田3ランも…内海が誤算で首位攻防戦2連敗

 広島は12日、巨人9-5に勝利し、引き分けを挟んで9連勝で首位攻防3連戦の勝ち越しを決めた。初回に2点を先制されるも、新井とエルドレッドが揃って2打席連続本塁打。8回には代打・堂林の2点二塁打も飛び出した。ドラフト3位ルーキーの床田が7回5失点でプロ初勝利。巨人は阿部が先制2ラン、村田が代打で1号3ランを放ったが、先発・内海が3回4被弾6失点と誤算だった。

 前日の3連戦初戦を落とした巨人は初回、阿部がリーグトップの5号2ランを放ち、先制に成功する。しかし、広島打線は2回。先頭の新井が内海からレフトスタンドへソロ本塁打。今季2号で1点差とすると、1死からエルドレッドが左中間スタンドへ豪快なソロ本塁打を放ち、同点に追いついた。

 さらに、3回は1死から前日5安打の菊池がツーベースで出塁。暴投と丸の四球で1死一、三塁となり、新井は1ボールからカットボールをライトスタンドへ運んで勝ち越しの3ランとした。そして、2死走者なしとなってからエルドレッドはライトへソロ本塁打。主砲2人の“アベック2打席連続弾“であっという間に4点リードとした。内海は4被弾6失点で3回KOとなった。

 広島は5回にもエルドレッドが宮國からタイムリーを放ち、5点差とする。一方、巨人はその裏に1死二、三塁とチャンスを作り、宮國の代打で村田を送る。開幕からレギュラー落ちが続く大砲は、レフトポール際に運ぶ3ラン。意地の今季1号で2点差に追い上げた。さらに、ここから村田が三塁に入り、マギーが二塁にまわる超攻撃的布陣を敷いた。

 それでも、プロ2戦目のマウンドとなった広島の先発・床田が粘る。阿部、村田に一発を浴びて5失点も、6回は2死からマギーに四球を与えながら長野は一ゴロで3アウト。7回もマウンドに上がり、脇谷を空振り三振、小林を三ゴロ、村田を二ゴロと3者凡退に抑えて、97球でマウンドを降りた。

 広島は8回、1死二、三塁の好機を作ると、代打の代打で登場した堂林が山口から左中間へツーベース。貴重な2点を加える。8回はジャクソン、9回は薮田と繋いだ広島がそのまま9-5で勝利。開幕戦で敗れたものの、その後は引き分けを挟んで9連勝と圧倒的な強さを見せており、2位巨人とは3ゲーム差とした。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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