支配下再契約の楽天右腕が新たな一歩 痛恨被弾も梨田監督は「十分使える」
2年ぶり1軍登板で西武中村に被弾「ストライクゾーンにボールがいかなかった」
楽天・今野龍太投手が12日、西武戦の5番手で登板。今月6日、育成から支配下登録された右腕が2年ぶりの1軍マウンドに立った。
3-7の9回。今野の名前がコールされると、Koboパーク宮城に歓声がこだました。西武の1番・秋山に投じた初球は内角に144キロの力強いストレート。そこから直球を3球続けたが、いずれもボール。5球目の内角直球が決まり、カウント3-2としたが、6球目の真っ直ぐが内角低めに外れた。
一塁に走者を背負い、2番・源田を右飛に打ち取るも、3番・浅村にはじき返された打球は今野の足元を抜けていった。1死一、二塁で迎えたのは、6回に1号ソロを放っている4番・中村。その初球。真ん中に甘く入ったストレートを一振りで仕留められ、打球はライナーでレフトのEウィング(ラッキーゾーン)に伸びた。
途中出場の田代から見逃し三振を奪い、外崎をサードライナーに打ち取ったものの、ほろ苦い1軍復帰マウンドになった。「投げ急いでしまい、ストライクゾーンにボールがいかなかった。下半身から始動すればいいのに、投げたいという気持ちでバランスがよくなかった」と反省した。