WBC出場後の不振レイエスは偽者!? コリンズ監督「FBIに調査を依頼した」

打率1割以下のメッツ遊撃レイエス、ドミニカ共和国代表でWBC出場

 WBCに出場した選手の調子が上がらないのは、日本だけではないようだ。ドミニカ共和国代表としてWBC出場を果たしたメッツの遊撃レイエスもその一人。現地11日(日本時間12日)終了現在、8試合に出場し、33打数2安打、打率.061と大スランプにハマっている。そんなレイエスの復調のきっかけを探るため、メッツを率いる元オリックスのコリンズ監督は「FBIに調査を依頼した」とジョークを飛ばしたという。地元紙「ニューヨーク・ポスト」電子版が伝えている。

 不振の遊撃手を救うため、コリンズ監督のアメリカン・ジョークが炸裂した。まったく打撃の調子が上がらないレイエスを見かねた地元NYメディアが、4打数無安打に終わった10日(同11日)フィリーズ戦の後で状況を尋ねると、コリンズ監督はこう言ったという。

「今、FBIに調査を依頼して、本物のホセ・レイエスを捜索してもらっている。彼はどこかに囚われているはずだ」

 現在、不振の続くレイエスは“なりすまし”の別人で、本物はどこかにいるに違いない――。WBCでは4試合に出場し、18打数5安打、打率.278とまずまずの成績を残していたが、開幕と同時にバットからまったく快音が響かなくなったレイエス。その肩から少しでもプレッシャーを取り除いてあげようという指揮官の配慮から生まれたジョークだが、一方で復調に向けての解決法は「起用し続けること」だと話している。

「あれだけいい選手がずっと不調であり続けるわけはない。彼が調子を取り戻せば、また違った見え方の打線になると思うよ」

 コリンズ監督が指摘する通り、WBCに出場した選手は“選ばれし者”でレベルの高い選手が多い。不振から這い上がる修正能力も持ち合わせているはずだ。となれば、WBC出場後に負傷を除く成績不振に陥ってしまった選手たちは、根気強く使い続けて復調するのを待つしかないのかもしれない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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