ハム村田がNPB初先発へ 米国で経験豊富な31歳「少しでも長いイニングを」
13日ソフトバンク戦で先発、「仕事をできるようにしたい」
今季日本球界に復帰した日本ハムの村田透投手が13日のソフトバンク戦(札幌ドーム)で初先発する。
米インディアンス傘下で豊富な経験を誇り、メジャーでも1試合に登板しているだけあって、NPB先発デビューにも落ち着いたもの。「実感がないというか、いつもと変わらない感じです。ストライク先行してボールを低めに集め、フライアウトでリズムをつくるのが持ち味。その仕事をできるようにしたい」。登板を翌日に控えた31歳右腕は落ち着いた表情で語った。
ここまで中継ぎとして2試合に登板し、2回2/3を投げて2安打無失点。8日からは先発の準備をしてきた。「こんなにすぐ先発が回ってくるとは思っていなかった。1個1個アウトを取っていく。組み立ては変わらない。1回1回を重ねて少しでも長いイニングを投げられたら」とイメージをふくらませた。
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石川加奈子●文 text by Kanako Ishikawa